MacでWindowsアプリを無料で動かす!【導入編】

2021-09-20

macは使いやすく好きだけど、macにはないアプリケーションを使いたい時どうしますか?Windowsは色々不満はあっても、シェア率からWindowsにしかない優れたアプリケーションはたくさんあります。
そこでmacOSのMacやMacbook上でWindowsアプリケーションを動作させる夢を実現しましょう。

  1. Wineプロジェクトの成果物を利用
  2. Boot Camp
  3. Paralles Desktopを利用

この中で、1は完全に無料、2はWindowsのOS代、3はWindowsのOS代とParallels Desktop本体の価格が必要です。
表にまとめてみました。

使用する機能機能の使用料OS代
Wineプロジェクト無料無料
Boot Camp無料有料
Parallels Desktop有料有料
機能毎の料金体系

無料でWindowsアプリが動く!Wineプロジェクトを利用

Wineプロジェクトは有志の方による様々な環境の上にWindows環境を実現するプロジェクトです。LinuxやMACやANDROIDなど様々な環境が対象にっています。しかしmacOS版のコンパイル済みはMaintainerがいなくなり、5.7までのバージョン以降更新が止まっています。

WineHQ – Run Windows applications on Linux, BSD, Solaris and macOS

ここからは憶測ですが、Catalinaの32bit切り捨てによる利用できるOSの減少と”余波”による問い合わせが面倒だったのかな?と思います。
どういうことかというと、XQuartz以降のmacOSでは32bitアプリケーションは動きません。そしてWineのmac版には32bit版と64bit版がリリースされています。
一つ大事なことはmac版のWineには32bitアプリケーションしかありません。これはWineで利用するライブラリのXQuartzが32bit版までしか氏シールされていないのです。なのでCatalina以降のmacではWine関係は動きません。

ではWineのmac版にある32bit版と64bit版とはなにかというと、”64bit版のWindows”と”32bit版のWindows”ということです。64bit版を利用してもCatalinaで動作することはありません。※1

macOS Mojaveまでの環境ではWindowsを利用できるので便利です。
私も最新版のコンパイルに挑戦したけどできなかったので、5.7止まりです。私が実際に動作させたアプリケーションは以下です。若干不安定ですが、Koboはシューティングとして普通に遊べました。もし動かない場合はWineのバージョンを変えると動いたりします。

Bootcamp

Apple公認のmacOS標準機能!安定度抜群でハードウェアのパフォーマンスを最大限に使える。Macbookの極上のタッチパッドなどのドライバーもインストールされているので快適に使えます。

欠点は再起動が必要な点。
macOSもWindowsも起動が早いので1分ほどだと思うけど、ちょっと面倒くさい。

再起動時にOPTIONキーを押しっぱなしにすると、起動ディスク選択画面が出るので、再起動時にアプリケーションで選択するより便利だと思います。

Parallels Desktop

macOS上に仮想PCを構築して、OSのインストールをして様々なOSを使用できる優れたツール。予想以上にキビキビ動く。有料。

仮想デスクトップの切り替えでmacとWindowsを切り替えて使えるのでとにかく便利です。

欠点としては、BootCampと比べるとエミュレートしている分若干パフォーマンスが落ちます。ゲームなどでなければ気になるほどではないと思います。

現在はParallels Desktopを使用してWindowsを利用しています。

Parallels Desktop 16 for Mac – Mac で Windows を

WinSCPとVSCodeを利用したかったのでとても助かっています。興味のある方は無料の試用期間があるので試してみるのをおすすめします。地味にBootCampのパーティションのWindowsを利用できるのが良い感じです。

ちなみにMacbook pro 2015 メモリ8GBで利用しています。結構メモリカツカツですが、設定次第でメモリ使用率を減らすことができます。興味があれば下記記事も見てみてください。

mac,windows,Windows10

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