パソコンやスマホはなぜ熱くなるの?原因のCPU温度を測ろう!mac編
CPUはなぜ熱を出すのか?
電気製品は動作をして電力を消費すれば発熱します。
CPUも処理をすればするほど電気を使い、その分熱を発します。
現在のCPUは平時は怠けた状態で動作しています。
これは悪い意味ではなく、最小限の動作に抑えることで電気の消費量を抑えているのです。
一転、動画編集や3DゲームなどでCPUが本気を出して処理を行うと、桁違いの電力を消費してパフォーマンスの高い仕事をします。その代わりに生み出されるのが熱です。高い能力で処理をし続けるためにはその熱を解消する必要があるのです。
CPUの温度を知る意味
CPUの温度はPCのパフォーマンスに関してとても大きな影響を与える要素です。解消しきれない発熱をそのまま続けてしまうと高温になっていずれ壊れてしまうので、CPUは自分の温度高くなりすぎると、処理するスピードを抑えて発生する熱量を削減します。
すると、コンピューターとしてのパフォーマンスが低下して、「もっさり」した動作になります。スマホでゲームや動画閲覧、動画撮影をしていると本体が熱くなってきて突然画面がカクカクになることがあるのも理由は同じです。
デスクトップもノートもスマホもその熱を逃すために、ヒートシンクと呼ばれるCPUから熱を逃すものが例外なくついています。身近なところでは、スマホでゲームや動画を見ていると本体が暖かくなってくる熱の原因はCPUやグラフィックチップ(CPUを補助する機能)が発する熱を冷却しきれなくて本体に溜まってしまっている状況です。
スマホは本体外部へ熱を移動して自然放熱をする設計になっていますが、PCの多くではヒートシンクに移った熱を効率的に逃すために、ファンにより風を当てて冷却する空冷式、水を循環して効率よく冷却する水冷式など、発生する熱量に合わせて冷却性能と設置スペースのバランスをとった装置がついています。
4K動画を見たり、3Dゲームをしたりすると本体のファンが勢いよく回り出すので耳をすましてみてください。
コンピューターは全てCPU温度を常に監視して、ファンの状態を最適にコントロールしているので人間が直接見る意味はあまりないですが、ファンの制御をマニュアルで指定して更に最適化を行いたい人もいると思います。
自分の使用しているPCが、macbookでファンレスなのでパフォーマンス低下をした際のCPU状況を知りたい目的があります。
macでCPU温度を知る方法
macで温度を見る方法は、ターミナルでコマンドを打つ方法と
コマンドラインで今のCPU温度を見る
アプリケーションからコマンドラインを起動して、下のコマンドを打つと5秒毎にCPU温度を見ることができます。
sudo powermetrics --samplers smc |grep -i "CPU die temperature"
Code language:
JavaScript
(javascript)
メリットはコマンドを打つだけなので、スマートです。
メニューバーでCPU温度を見る
コマンドラインをいちいち開くのが面倒くさい人には、アプリケーションもあります。
ここでご紹介するのは「 Fanny」というアプリです。
メニューバーへ常に温度を表示しておくことができるので、とても便利です。
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