迷惑メール?Amazonプライム会費のお支払い方法に問題があります、支払方法を更新するというメールが届いた!

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プライムをご利用いただきありがとうございます。

プライムの会費のお支払いにご指定いただいたお客様のお支払い方法が承認されないため、プライムの会費(税込500円)をご請求することができませんでした。
24時闇 以内にお支払方法を更新いただけない場合は、・・・

こんなメールが突然届いてびっくりした方、このメールは開いていいのか?一緒に内容を見て迷惑メールを見分けるスキルをアップをしましょう!

迷惑メールを見分けるスキル

日々、迷惑メール・スパムメールが多くて困っていませんか?

最近はメールの日本語も上手くなってきて、中にはなかなか見分けるのも難しいメールも多くなってきました。紛らわしくて、詐欺メールなのか本当のメールなのか迷ってしまうものも多くあります。そんな中に本当に必要なメールが埋もれてしまうこともあり、困っている人も多いと思います。

ここではそんな迷惑メールの注意喚起と、騙されない迷惑メールを見抜くスキルを楽しく読み解くことで注意点をきちんと記憶に残して、迷惑メールの罠に引っかからないスキルを身に付けてもらえたら嬉しいです。

本記事中に出てくる固有名詞は、迷惑メールの騙りなので、実在の会社名とは無関係なことを踏まえて読んでください。

1、メールのタイトルをよく読み解く

今回のメールのタイトルは

Amazonプライム会費のお支払い方法に問題があります、支払方法を更新する

Amazonといえば、誰もが知っている超有名ECサイトです。
お支払い方法に問題がある?・・・クレジットカードの有効期限過ぎたのでしょうか?
日々の生活でamazonプライムを利用している方にとって、料金トラブルでサービスを受けられなくなるのはとても困るのはわかります。
何が原因か気になるし、早く解決したくなるように不安にさせてクリックしたくなるタイトルを向こうも考えて来ます。迷惑メールの多くが不安を誘う単語を含んでいます。

まずは、Amazonについてを知ることが必要です。
自分に関係している、もしくは利用しているサービスなのかをチェックしましょう。

Amazon.com, Inc.(アマゾン・ドット・コム・インク、IPA: [/æməzɒn/])は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルに本拠地を置く企業である。主軸はインターネット経由の小売であるが、その他にもクラウドコンピューティングなどを手掛けている。

同社は「世界で最も影響力のある経済的・文化的勢力の一つ」と呼ばれ、世界で最も価値のあるブランドとされている。またビッグテックの一つである。

出典元:Wikipedia

ちなみに、Wikipediaによると2022年現在、Amazon がアメリカ国外でサイトを運営している国は日本を含む21か国であるそうです。Amazonが使えない国が意外に多いことに驚きました。

今回問題の対象となっているプレミアム会員とは、Amazonで購入したもの速達性を高めてくれるサブスクリプション型サービスです。商品を頼めばすぐ届けてくれる(頼んだ日の夕方に届いたときはビックリ)サービスと、プレミア会員だけが利用できる映画や音楽見放題聴き放題などの付属サービスも充実。

更にAmazonのバーゲンセールとも言える「Amazon Prime Day(プライムデー)」は会員費を払ってもオトクな商品目白押しです。

さて、メールのタイトルで不安を掻き立てられてしまっているかもしれません。そうするとすぐ調べたくなるのが人ですが『気になるから、メールのリンクから早くサイトに行って確認しなくちゃ!』は一番危険な行動です。

調べるときは、メールのリンクからではなく、Googleなどで「Amazon」と検索して正規サイトに直接行って調べると安全です。

https://www.google.com/?hl=ja

もし、あなたがAmazonのアカウントを持っていなくてこれまで利用していなければ迷惑メールであることが確定したので一安心です。

届いたメールは自分が登録したサービスという思い込みを利用して、不特定多数に送られているので、自分がサービスを利用しているかは冷静になって確認してください。

2、送信元メールアドレスを確認

Amazon.co.jp <amazon@amazon.co.jp>

まともな企業の場合は、ローマ字や英語など可読性のある文字が使用されています。
また、.(ドット)の後ろのアルファベットにはどこの国から送られているかがわかります。

メアドを読んでみましょう「あまぞん@あまぞん.しーおー.じぇーぴー」・・・ちゃんとして・・・いる気もします。

ちなみに、最後のjpは日本に所属していることを表しています。

さてこのメールは本物なのでしょうか?
気になるのが、ドメイン名(会社名)をユーザー名にしている点です。ユーザー名とは@マークの前の部分のことですが、通常は@マークの後ろに企業名などが入っているので、ユーザー名はどのような役割のメールアドレスなのかを記述することが多いです。

  • 企業の代表メールアドレス→info@amazon.co.jp
  • 求人用メールアドレス→recriut@amazon.co.jp
  • 営業用メールアドレス→sales@amazon.co.jp

このように見ていくと、会社名@会社名.co.jpというのはあまり見たことはないので、迷惑メール度10%くらいでしょうか。

ここまでチェックしてですが、メールアドレスは簡単に詐称することができます。
実際のメールアドレスの他に、ここに返信してね!というReply-toという情報があり、この部分が表示されるからです。ですが、多くの場合はメールアドレスを一見するだけで迷惑メールだとわかるので、最初にチェックする価値はあります。

3、本文を確認

次に本文を読んでみましょう。

プライムをご利用いただきありがとうございます。

プライムの会費のお支払いにご指定いただいたお客様のお支払い方法が承認されないため、プライムの会費(税込500円)をご請求することができませんでした。
24時闇 以内にお支払方法を更新いただけない場合は、お客様のプライム会員資格はキャンセルされます。
引き続きプライムの特典をご利用されたい場合、以下のリンクから関連情報を更新してください 。

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日本語レベルは問題ないですね。文面からは迷惑メールなのかは簡単にはわからない優秀なメールです。

別の角度から、このメールが迷惑メールなのかについて。
カンニングになりますが、このメールはAmazonへ登録していないメールアカウントに届いたので100%迷惑メールです。絶対にリンクはクリックしないでください。

たとえ本当のAmazonからのメールだとしても、いつも利用する手段でサイトを訪れて確認しましょう。

リンクをチェック

PCでメールをみていたら、本文中のリンクの上にマウスを重ねてみてください。

メールアドレスとは違い、めちゃくちゃなURLが画面下に表示されます。ここで表示される文字のURLがクリックした時に飛ばされるサイトのURLです。
また、一見アドレスがまともでもここまで一緒にメール内容をみてきて疑問があればクリックしないことをお勧めします。

メールからのリンクは使わない

もし正しいメールだと思ってもメールのリンクからではなく、いつも利用している方法でログインして確認をするのが最も安全です。早急に対応が必要なことがあればわかりやすいアラート表示などできちんと必要なページへ誘導があるはずです。

もし、この迷惑メールに引っ掛かったらどうなるの?

ここまで読んでいただいた方が、メールのリンクをクリックすることはないと思いますが、本文中にリンクがあってもクリックしてはいけません。クリックしてしまって、例え本物と疑わないサイトだとしても、

絶対にIDやパスワードを入力しないでください!!!!

その瞬間、Amazonをご利用の場合は、アカウントを乗っ取られてしまいます。

被害はそれだけには止まりません。
結構な割合で他のサービスとIDとパスワードを共有化してしまっている方がいるので、手当たり次第に他の様々なサービスでIDとパスワードを利用されて、思ってもいない他のサービスをハッキングされる原因となります。またIDとパスワードは『詐欺に引っかかりやすい人』として犯罪組織間で共有されて迷惑メールが増える原因にもなります。

そうはなりたくないですよね。

インターネットもメールもとても便利で生活からは切り離せないものです。
正しい知識と正しい対応スキルを身につけて快適なネットライフを送る一助になれば幸いです。