パソコンやIT用語で使うブラウザはインターネットの世界を覗く窓だった
ブラウザとは、インターネットを利用する際に頻繁に出てくるキーワードです。
「ブラウザで検索して見てください」と言われるけど、ブラウザとはそもそもどんなもので、どこにあって、何に使うのか? そんな疑問にについて初心者でもわかりやすく解説していきます。
ブラウザはコンピュータを利用してインターネット上にあるサイトのデータ(ホームページやショッピングサイトなど)を「人が見やすい形にして表示」するアプリケーションです。
ここで言うコンピュータとは、WindowsやmacなどのパソコンやPCと呼ばれるものから、iPhoneやAndoroidのようなスマホやスマートフォンと呼ばれるハンドヘルド端末など、インターネットに接続して使用するコンピュータ全般を指します。
ブラウザの英語の綴りはBrowserです。
語源であるBrowseとは、ぶらぶら見て廻るといった意味合いの英語です。
「お店をぶらぶら見て歩いている」のように、目的がしっかりしているわけではなく、ぶらぶらと目的を探しながら見ている意味合いが強いです。そう言われると、インターネットは暇な時に気軽にニュースを見たり、動画を見たりと肩の力を抜いて使用することが多いように思います。
ブラウザはインターネット上にあるサイトのデータ(ホームページやショッピングサイトなど)を「人が見やすい形にして表示」すると前に言いましたが、ホームページなどのサイトは一枚の絵ではなく、本来は文字のみでできたデータが送られてきます。
サンプルが下記のようなものです。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja" itemscope itemtype="https://schema.org/WebPage">
<head prefix="og: http://ogp.me/ns# article: http://ogp.me/ns/article# fb: http://ogp.me/ns/fb#">
<meta charset="UTF-8" />
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge" />
<meta http-equiv="Content-Security-Policy" content="upgrade-insecure-requests" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, user-scalable=yes" />
<title>パソコンやIT用語で使うブラウザとは | 人生も技術も一歩から!てくテク</title>
<meta name='robots' content='max-image-preview:large' />
<link rel='dns-prefetch' href='//ajax.googleapis.com' />
<link rel='preconnect' href='//fonts.googleapis.com' crossorigin />
「え、英語ばかり・・・ちょっとむり・・・」そう思ってしまう人も多いと思いますし、この状態だと人が読むテキスト部分だけでなく、コンピュータ同士でやりとりしている情報や、文字を赤くしたり大きくするなどの装飾情報も多く含まれていて、分かる人でも読む気にはなれないですから、普通の人で読み進む気になる人は少ないと思います。
そこで登場するのがブラウザです。
皆さんが普段見ているグラフィカルで色鮮やかな画面でホームページなどのサイトを表示することで、とても使いやすいインターネット環境を提供してくれている重要なアプリケーションです。
ブラウザの開発は多くの人が関わり、新しい規格に合わせて常に進化していますが、多くのブラウザは無償で提供されています。
それはなぜなのか・・・は今回は割愛して、誰でも無料でブラウザを利用できる環境になったことはインターネット普及の大きな要因となっています。
察しの言い方は気がついたと思いますが、ブラウザは昔に有料で提供されていた時代がありました。
ブラウザの歴史
発祥はWorld Wide Webから始まりました。
インターネットの概念でもあるこの名前は、今でも皆さん使用されています。
http://www.hogehoge.com
このようなURLの”www”の部分はWorld Wide Webの略称なのです。
Mozic誕生
その後、1994年にモザイク(Mozic)というブラウザが現れ、ネットスケープナビゲータ(NetscapeNavigator)へと名前を変えて進化します。それまでの文字だけの世界ではなく、画像を挿入できたり現在私達が見ているサイトに近い見た目を次々に実現していきました。
インターネットエクスプローラ(InternerExplorer)誕生
1995年似発売されたWindows95に標準搭載されたインターネットエクスプローラ(InternerExplorer)によって、パソコンを買ったらすぐにインターネットを利用できる環境が整い、一般の人々に広くインターネットの世界が広まりました。Windows95の発売された1995年はインターネット元年と言ってもいいかもしれません。
その後、ネットスケープナビゲータ(NetscapeNavigator)とインターネット・エクスプローラは業界を二分してブラウザ戦争と呼ばれる激しい戦いを行います。パソコン市場のみでなく法廷も巻き込んで何年にも及ぶ戦いが繰り広げられます。
業界を二分と言いましたがインターネット・エクスプローラを作りWindowsと一緒に売っているMicroSoft VS その他の人々といった、1対多のいびつな構図でしたが、それでもその戦いに事実上勝利するくらい当時のMicroSoftは大きな存在でした。
インターネットエクスプローラはその後肥大化して数多くの不具合や問題をWEB開発の現場にもたらします。
それでもインターネット・エクスプローラの市場での優位は揺るぎなく盤石かと思われました。
サファリ誕生(iPhone)
そんな中、業界に一筋の矢を射ったのは、ネットスケープナビゲータの系譜ファイアーフォックス(FireFox)・・・ではなく、Appleのサファリ(Safari)でした。
iPhoneという手のひらサイズのモバイル端末に搭載されたサファリは、これまでパソコンでしかまともに見れなかったインターネット上のサイトをWebkitと呼ばれるレンダリングエンジン(画面に文字や画像をレイアウトして表示する工程)で動くストレスなく見ることができたのです。
これは衝撃的でした。
Chrome誕生
その後、パソコン市場はサファリと同じWebkitと呼ばれるレンダリングエンジンで動くGoogleのクローム(Chrome)があっという間にシェアを取り現在に至ります。
因みに、Microsoftは問題だらけでメンテナンスもママならなくなったInternet Explorerを捨てて、エッジ(Edge)というブラウザで再スタートを切りました。ちなみにレンダリングエンジンはGoogleのChromeと同じChromiumを使用しており、Chromeをダウンロードしようとすると、「エッジはChromeと同じですよ!エッジを使いましょう」とバナーを挿入してくる荒技を行使してきます。
紆余曲折ありましたが、インターネットを多くの人が利用できるようになった功労者でもあるInternet Eolorerですが、それだけにプログラム設計が古かったので改修もままならなくなりネットのお荷物になっていましたが、それも過去の話。サイト制作をする人にも利用する人にも優しいインターネット社会が到来しました。
※ちなみにFireFoxも同じ名前ですが過去の遺産を切り捨てた大きな変更を行い現在でも戦える品質を維持しています。
※Chromiumも厳密には枝分かれしていて、エッジとChromeは全く同じ技術ではありません
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